SUPPORT LIBRARY - サポートライブラリー -
10代女子バスケットボール選手 腰部の痛みについて

現状説明(評価結果・考察)

現在は腰部から骨盤周囲にかけて痛みが認められています。
既往歴として腰椎分離症がありますが、今回の痛みの場所はL5-S1周辺および仙腸関節周囲に認められています。
また、
・徒手検査で分離症を強く疑う所見が認められない
・下肢への放散痛が認められない
・神経症状が認められない
ことを総合的に評価すると、現時点では分離症の疑いは比較的高くないとからだちは考えています。
一方で、
・背部から腰部にかけての筋緊張が強い
・臀部、特に中臀筋周囲の筋緊張が強い
・競技特性上、ジャンプや切り返し動作が多い
ことから、筋肉の柔軟性低下や疲労の蓄積による腰部への負担が大きくなっている可能性が高いと考えています。
現時点では筋緊張の改善と循環改善を中心に状態の変化を確認していきましょう。
競技復帰に向けた注意点

現時点では練習を制限する必要性は高くないとからだちの先生は考えています。
そのため、通常メニューへの参加は可能と考えています。
ただし、
・ウォーミングアップ不足の状態で急に強度を上げない
・疲労が強い状態で無理をしない
・腰の張りが強い日は練習後のケアを十分に行う
ことを意識してください。
また、アップでは体幹だけではなく身体全体を大きく使う動きを追加することをおすすめします。
例えば、
・縄跳びでの二重跳び
・ホッピング動作
・スキップ動作
・軽いジャンプ系ドリル
などを取り入れることで全身の血流改善や筋温度上昇につながります。
バスケットボールはジャンプや切り返し動作が非常に多い競技です。
練習量だけでなく身体の準備状態もパフォーマンスや怪我予防に大きく関係するため、アップの質にも意識を向けていきましょう。
からだちからの提案(セルフケア・通院・リカバリー)

今回の症状改善で大切なことは、
「筋肉の柔軟性向上」と「循環改善(血流改善)」
です。
からだちからの提案としては、
・できるだけ湯船に浸かる
・熱すぎない温度でゆっくり入浴する
・入浴中に軽いストレッチを行う
・お風呂上がりにストレッチを行う
・十分な睡眠時間を確保する
ことを継続してください。
特に、
・背部の筋肉
・腰部の筋肉
・中臀筋周囲
・股関節周囲
の柔軟性改善は、今回の腰部痛の改善に大きく関係しているとからだちは考えています。
また、バスケットボールはジャンプやダッシュ、急停止や方向転換を繰り返す競技です。
腰だけでなく股関節や臀部の柔軟性を維持することが、腰への負担軽減やパフォーマンス向上につながります。
通院については、練習や試合後など疲労が蓄積したタイミングで状態確認を兼ねて来院することをおすすめします。
一方で、練習がない日は無理に通院する必要はなく、自宅でのリカバリーや睡眠時間の確保を優先してください。
日々のセルフケアの積み重ねが競技パフォーマンス向上と怪我予防につながります。
腰だけを見るのではなく、股関節・臀部・体幹を含めた身体全体のコンディションを整えながら、からだちの先生と一緒に取り組んでいきましょう。